「城とは周囲の地形や濠を含めて城だ!」と断言する、城郭復元マイスター作のプラスチックキット「城ラマ」

今回のIPPINは「城ラマ」。お城のプラスチックキットといえば、天守閣だけを再現したものがほとんどだが、お城を建造物ではなく、「戦の場」ととらえ、建物と周辺地形を含む「城郭」を再現したプラスチックキットです。

「子供の頃からお城とは、どう攻めるか、どう守るかまで考えて作られた周辺の地形や濠などを含めてのものだろうという思いがあり、社内で新規事業として制作しました」と語ってくれたのは城郭復元マイスターこと二宮博志さん。

そのこだわりはパッケージから始まります。

城ラマ

城ラマ

パッケージがARマーカーになっていて、無料専用アプリをダウンロードしたiPhoneやアンドロイド端末をパッケージにかざすと、3Dモデリングで再現されたお城が立体的に表示。今まさに戦が行われているかのような効果音まで再現(※三河長篠城は音声が再生されません)パッケージイラストは大きなものが同封されているので、こちらでもARマーカーをたのしめます。

城ラマ

二宮さんは、「城ラマ」の発案・開発を行っているパートナー産業株式会社の代表取締役であると同時に、戦国武将の真田家三代についての著書「真田三代 名城と合戦のひみつ」の執筆も手掛けている戦国通。

城ラマ

周辺地域の地形を復元するためのこだわりはとにかくすごい。これまでに全国300箇所の城・城跡を見てまわり、GPSによる計測を行ったり、時には飛行機をチャーターして航空写真撮影まで行ってきたというからびっくりです。

テレビ番組で共演し友達になったという、古地図マニアの漫画家・江川達也さんと一緒に現地調査を行ったそう。

城ラマ

こうして出来上がった「城ラマ」シリーズ、第一弾は「三河長篠城」。「さまざまな城郭の中から長篠の戦いなら誰もが聞いたことがあるだろう思って決めました。有名な戦国武将が直接対峙した戦いという意味でも非常に稀な戦いなんですよ」と二宮さん。

城ラマ

細部にいたるまで忠実に再現している、軍師気分でたのしむのも一興。

城ラマ

第二弾は「遠州高天神城」。標高200mほどの山地帯に築城された、天然要塞とも言うべき様相が見て取れます。

城ラマ

通称「犬戻り猿戻り」と呼ばれているという細い尾根道も再現(写真中央の細道)。戦に破れた武田軍の武将が敗走に使用したという逸話もあるとか。

城ラマ

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手軽なサイズ(12.3cm×14.4cm×3.2cm)でたのしめる「本丸シリーズ」の「真田氏上田城」。上田城の中でも本丸と呼ばれる城の中枢部分を再現。

城ラマ

同封のアンケートはがきには用意していたスペースから溢れるほど感想が書き込まれて戻ってきたそうで、手ごたえを感じているとのこと。

城ラマ

現在は「城郭復元シリーズ」第三弾として「但馬竹田城」を制作中とのこと。

今や絶景の名所ともなったあの地形をどう再現するのか、今から発売がたのしみです。

取材協力:お城ジオラマ復元堂(パートナー産業株式会社)

公式サイト:http://joukaku-fukugen.com/

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