8本の充電ケーブルをひとまとめ、何でも充電可能「帰ってきたヤマタノオロチ」

「今までに無いものを生み出す力」、これこそがアキバの持つ大きな魅力。2003年の創業以来、アキバの中央通りで「面白くて、役に立つ」そのどちらも満たすような商品を常に企画しているという「サンコーレアモノショップ」で見つけた、アキバの住人に愛用されているIPPINが「帰ってきたヤマタノオロチ」です。

帰ってきたヤマタノオロチ

日本神話に登場する伝説の生き物「ヤマタノオロチ」をその名に冠するだけあって、8本の「首」ならぬ8本の充電ケーブルを一つにまとめた面白い形状をしています。スマホやタブレット、PlayStation Portable(PSP)やニンテンドー3DSなど、充電する時に端子がそれぞれ違う携帯機器を複数持っている方も多いですが、「帰ってきたヤマタノオロチ」さえあれば、8本それぞれについている端子が各機器に対応しているので、充電にいくつもケーブルを持つ必要がなくなります。

帰ってきたヤマタノオロチ

対応する端子は、iPhoneやiPadなどで使われているLightningコネクタが2つ、スマートフォン・タブレットなどで幅広く使われているMicroUSB(USB Micro-B)コネクタが2つ、デジカメや中華系ガジェットで今も根強く使われているUSB Mini-Bコネクタ、旧式IPodなどで使われるDockコネクタ、PSP用充電端子、ニンテンドー3DS用充電端子がそれぞれ1つずつ。使用頻度の高いLightningとMicroUSBが2つずつ揃っているのが心憎い。

帰ってきたヤマタノオロチ

「『帰ってきた』ヤマタノオロチということで、実はこの商品は3代目となります」と話すのは、生みの親でサンコー株式会社企画・制作部の萩澤茂雄さん。商品アイデアは全社員で出すので「どの商品も社員の誰かが欲しいなと思ったものばかり」とのこと。「初代」ヤマタノオロチも社員のアイデアから閃き、世界中を調べ上げた結果、海外で似たような商品を発見。しかしこの商品はケーブルが4本しかなく、また対応する端子も海外仕様の携帯機器ばかり。そこで、独自に日本で使われている端子を組み込み、8本にしたものを開発したのだそう。売れ行きは好調で、第2弾の開発が決定。しかし意外にも商品名は…「サスマタさん」

帰ってきたヤマタノオロチ

「初代のケーブルが短すぎて使いにくい、8本もいらない」というお客様の声があったので、「サスマタ」のように2本にして、その代わりに端子を付属アタッチメントで取り替えられるようにしたそう。
「ケーブルもしっかり伸び縮みできるようにしたのに、売れ行きは芳しくありませんでした(苦笑)」
ユーザからは「アタッチメントを差し替えるのが面倒、アタッチメントをなくして使えなくなった」という声がたくさん届き、そこですぐにヤマタノオロチが「帰ってきた」のだそう。
初代、2代目のいいところを取り揃え、ケーブルの長さをしっかり取りながらも、様々なリサーチから採用端子を厳選。2台持ちのアンドロイド・iOSユーザが喜ぶよう、大胆にも同じ端子を2つずつ取り揃え、さらに安心して使ってもらえるように、過電流をカットする回路も入れたところ、今やお店の定番商品として人気ラインナップに。

帰ってきたヤマタノオロチ

初代(写真・上)と「帰ってきた」ヤマタノオロチ(同・下)の比較。「ケーブルの長さも、短すぎず、長すぎず。試行錯誤しながら私が自信を持って決めました」と萩澤さん。

帰ってきたヤマタノオロチ

接続する機器によって異なりますが、うまく行けば4つ同時に充電という奇跡が起こるかも。

帰ってきたヤマタノオロチ

ユニークなアイデアを一体どうやって産み続けているのか、その秘訣を聞くと「どんな商品でも当然、高機能・高性能を目指したいですよね。ですが、複雑になれば目に見えないコスト、つまり開発費用や検品などのコストがかかってしまいます。この一点だけは譲れない、という点以外はむしろ妥協してシンプルにすることで、何より大事なお求め安い価格を維持しています」とのこと。
「商品化される15倍ものアイデアがボツになっています。しかしそこから復活するアイデアもたくさんあります。『ヤマタノオロチ』も第4弾を考えたいんです!」開発者の飽くなき探究心が、新しいIPPINを生み出していきます。

取材協力:サンコー株式会社
サンコー株式会社公式サイト:http://www.thanko.co.jp/

LINEで送る